「副業を始めたい」と思ったとき、フードデリバリーの仕事を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
- 自転車があれば今日からでも始められる
- アプリをインストールするだけ
- 面接不要
といった手軽さが魅力的に見えます。実際、街中でデリバリーバッグを背負った配達員を見かけない日はありませんし、副業としての認知度は非常に高いでしょう。
しかし、本当にフードデリバリーはサラリーマンの副業として最適な選択肢なのでしょうか?同じく注目を集めている「無在庫転売」と徹底比較してみたいと思います。
即金性で比較:どちらも「今すぐ」は難しい
フードデリバリーの現実
「今日から稼げる」というイメージがあるフードデリバリーですが、実際はそう簡単ではありません。
アカウント開設から承認まで数日から1週間かかりますし、配達用バッグや保温グッズの準備も必要です。
さらに交通ルールや配達エリアの把握、実際に効率よく稼げるようになるまで時間がかかります。つまり、思っているほど「即金性」は高くないのが現実です。
無在庫転売の場合
無在庫転売も同様に、すぐには稼げません。販売プラットフォームへの登録や、商品リサーチと出品作業から始まります。売れ筋商品の把握まで1〜2週間、初売上まで早くても2〜3週間はかかるでしょう。
どちらも「今すぐお金が欲しい」なら、コンビニや飲食店でのアルバイトの方が確実です。面接翌日から働けて、働いた分だけ確実に時給がもらえますからね。
時間効率と収入の上限
フードデリバリーの収入構造
フードデリバリーの収入構造は、注文者が支払う金額を、飲食店・配達員・プラットフォームの三者で分ける仕組みです。
配達員は、1件あたりおよそ400〜700円ほどの報酬を受け取り、これには基本料金に加えて距離や時間帯による加算が含まれます。
飲食店は、料理代の中からプラットフォームに手数料を支払い、その残りが自分たちの収益になります。プラットフォームは、飲食店や注文者から得られる手数料やサービス料をもとに収益をあげています。
無在庫転売の収入構造
無在庫転売は「仕組み作り」の副業です。開始1〜2ヶ月は月収1万円〜3万円程度からスタートしますが、3〜6ヶ月目には月収5万円〜15万円、6ヶ月〜1年目には月収10万円〜30万円以上も狙えます。
重要なのは、作業時間は変わらないのに売上だけが伸びる可能性があることです。商品が売れる仕組みを作れば、同じ作業時間でも収入は右肩上がりに増えていきます。
体力とリスクの違い
フードデリバリーのリスク
フードデリバリーには事故のリスクがあり、自転車・バイクでの配達は常に事故と隣り合わせです。
天候に依存するため雨や雪の日は稼働困難で収入が不安定になります。
また体力の消耗が激しく、年齢を重ねるほど継続が困難になり、商品の破損や遅延などの現場でのトラブル対応も求められます。
自転車でフードデリバリーを行う場合、自転車保険の加入は必須と考えるべきです。多くの自治体で自転車保険の加入が義務化されており、配達中の事故で歩行者にケガをさせた場合、数百万円から数千万円の賠償責任を負う可能性があります。
- 個人賠償責任保険:他人にケガをさせた場合の賠償(1億円程度の補償が推奨)
- 自転車事故補償:自分のケガや入院費用
- 配達業務中の事故も補償対象か必ず確認が必要
月額500円〜2,000円程度の保険料が発生するため、フードデリバリーの実質収入はさらに減ることになります。また、事故を起こした場合の精神的負担や、本業への影響も考慮すべきリスクです。
無在庫転売の作業環境
無在庫転売は在宅作業で通勤不要、安全な環境で作業できます。天候に左右されることなく台風でも作業可能で、PC作業中心のため体力不要で年齢制限もありません。
トラブルは基本的にメッセージ対応で済みます。40代、50代になったとき、どちらが継続しやすいかは明らかでしょう。
スキルの蓄積と将来性
フードデリバリーで身につくスキル
正直に言って、フードデリバリーで身につくスキルは限定的です。地理に詳しくなる、時間管理能力、体力の向上といったものが主で、これらのスキルが本業や他の副業に活かせるかというと、疑問符がつきます。
無在庫転売で身につくスキル
- マーケティング感覚(何が売れるか、なぜ売れるかの分析力)
- リサーチ能力(情報収集と分析のスキル)
- 価格設定(利益を出すための戦略的思考)
- データ分析(売上データから改善点を見つける力)
といった多様なビジネススキルが身につきます。これらのスキルは本業でも活かせますし、将来的に独立を考えた場合にも役立ちます。
働き方の自由度
フードデリバリーの制約
フードデリバリーは営業時間に縛られ(ランチ・ディナータイム)、悪天候時は稼働困難です。配達エリアの制限もあり、稼働と収入が完全に連動しています。
無在庫転売の自由度
無在庫転売は24時間いつでも作業可能で、場所を選ばず(ネット環境があれば)作業できます。自分のペースで作業量を調整でき、仕組み化により作業しない日も売上発生の可能性があります。サラリーマンの本業が忙しい時期でも、無在庫転売なら調整がききます。
1年後の違いを想像してみよう
フードデリバリーを1年続けた場合
収入は変わらず月8万円〜12万円のまま、スキルは配達に慣れただけ、体力はむしろ疲労が蓄積し、将来性はこのまま続けるかやめるかの二択になります。
無在庫転売を1年続けた場合
収入は月15万円〜30万円に成長する可能性があり、ビジネス全般に応用可能なスキルを習得し、在宅作業で体力的負担はなく、将来性はさらなる拡大や他ビジネスへの展開も視野に入ります。
まとめ
今すぐお金が必要な場合 は、時給のアルバイトが最も確実です。コンビニや飲食店なら面接翌日から働けて、働いた分だけ確実に収入を得られます。
副業として長期的に取り組む場合 、フードデリバリーは手軽に始められますが体力にも成長性にも限界があります。
サラリーマンとして副業を考えるなら、「今だけでなく、1年後、3年後も稼ぎ続けられるか」という視点が重要です。
フードデリバリーは確かに始めやすいですが、結局は時間の切り売りから抜け出せません。さらに自転車保険料などの固定費も考慮すると、実質的な収益はさらに減少します。
一方、無在庫転売は最初の学習コストはかかりますが、積み重ねたスキルと仕組みは確実にあなたの資産になります。
ポイント
「楽に始められる」より「続けるほど楽になる」副業を選ぶ
3年などあっという間に来ます。
老人ホームにいるおじいちゃん・おばあちゃんの後悔していることの第1位は“やらずの後悔”です。
「あの時、始めておけばよかった」とならないよう、挑戦してみましょう‼
下記リンクは無在庫転売についての記事です。是非ご覧ください
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副業実践記!無在庫販売ツールの詳細ガイド|初心者でも始めやすい副業の魅力