今や転職は当たり前。終身雇用や「定年まで勤めあげるのが美徳」とされた時代は、遠い昔の話になりつつあります。
そんな時代の変化の中で、ふと立ち止まり「この先どうする?」と考えること、ありませんか?
独立や副業に興味はあるけれど、知らない業界に飛び込むのは不安…。そんな思いを抱えた自分が、これまで経験してきた職業を副業視点で振り返ってみました。
実際に経験した職業とリアルな感想
これまでに飲食業、製造業、接客業、営業など、いわゆる「現場」で働く仕事を中心に経験してきました。
どれも一筋縄ではいかず、それぞれにやりがいも大変さもありました。ただ、それらの職業が”副業してはどうか?”という目線で改めて振り返ってみると、現実的に続けやすい仕事と、正直キツすぎる仕事があったのも事実です。
以下では、それぞれの仕事が副業としてどれくらい現実的か、メリット・デメリットも含めて正直にお伝えしていきます。
宅配
- 本業時代の印象
お中元、お歳暮時の配達件数は多くそこそこの収入。ただ、不在が多いと再配達は大変。 - 副業視点でのリアル
配達エリアが商店やオフィスが多いと不在がないので、副業としては成立するかもしれないが、若い人が多い住宅エリアは共働きが多いので、不在が多く実質的な収入は下がる。
メリット | デメリット |
①出来高制の場合、単価×個数が収入になるので配れば配るほど収入が上がる。
②あくまで個人事業主なので、配達中は好きな時間に休憩ができる。また、地理が頭に入っているとかなり効率的に周ることができる。 |
①配達車両は自前で黒ナンバーが必要。車両によっては燃費も悪く、また、黒ナンバーの自動車保険は高額。
②給料制の場合、出来高制ではないので繁忙期は地獄。 |
飲食業(ホール・キッチン)
- 本業時代の印象
ピーク時の忙しさは異常。体力勝負で、常に動きっぱなし。特に週末の夜は地獄。 - 副業視点でのリアル
シフトの自由度はあるものの、勤務時間帯が夜〜深夜に偏りがち。本業後に入るには体力的な負担が大きい。
メリット | デメリット |
①未経験でも入りやすく、人手不足な現場ではすぐに働ける。慣れれば作業もルーティン化しやすい。
②まかないがあれば、食費を浮かせることができる。 |
①体力消耗が激しく、本業に支障をきたす可能性あり。
②シフトが組みずらい時がある。 |
製造業(工場作業・ライン作業)
- 本業時代の印象
単調な作業が多いが、集中力と忍耐力が必要。時間が経つのが遅く感じることも。 - 副業視点でのリアル
派遣や短期バイトとして探せるが、拘束時間が長いものが多く、時間の融通が効きにくい。
メリット | デメリット |
①仕事内容が比較的シンプルで、ルールも明確。人とのコミュニケーションが少なめなのが気楽。 | ①職種にもよるが、長時間立ちっぱなし・同じ姿勢による身体への負担が大きい。
②夜間だけ、土日だけ!といったところが中々ない。 |
月曜~金曜の8:00~17:00が工場勤務の定番で、副業で夕方から3時間など条件付きではあまり募集がないのが現状ですが、人手不足でそれでもいいから来て!という会社が増えているのも現状です。
接客業(販売・受付など)
- 本業時代の印象
笑顔と丁寧な対応が求められる。クレーム対応や人間関係に神経を使うことも。 - 副業視点でのリアル
土日や繁忙期に働きやすく、Wワークとしての選択肢は多い。ただし精神的疲労が意外と大きい。
メリット | デメリット |
①コミュニケーション能力が上がる。接客が得意ならやりがいを感じやすい。 | ①クレームや人間関係でストレスが溜まりやすい。笑顔をキープするのも意外とキツい。 |
物を売るのが仕事ですので、時間は関係ないかのように思えますが、副業で2~3時間となると清掃業務がメインになると思います。
建築系(解体業も含む)
- 本業時代の印象
夏は暑さでヘトヘト、冬は寒さでブルブル。現場で8時から17時の勤務ですので、現場が遠ければ”早朝6時に会社集合”はざらです。したがって拘束時間は長いので実質的な1時間当たりの給料は安いです。 - 副業視点でのリアル
副業として考えた場合、夜間だと道路工事の交通誘導や日勤だと土日のみになります。週末は休みの会社が多いので副業としては厳しいでしょう。
メリット | デメリット |
①とにかく鍛えたい人、体力に自信がある人にはいい業界でしょう。 | ①給料性の副業としては、条件が合う会社を探すのが厳しい業界です。 |
日中、仕事をした後の副業として建設系でのアルバイトはかなりキツイと思います。
土日を利用して、高圧洗浄や軽い塗装工事(シャッターだけなど‥)などを、自営でやられる方が可能性あやりがいもあっていいと思います。
経験して見えてきた副業の「共通の壁」
いろんな現場を経験して気づいたのは、「副業として続けるには、体力もメンタルもかなり問われる」という現実でした。どんな仕事にも良さはあるのですが、副業となると話は別。本業に支障をきたさない範囲で働くには、以下のような“共通の壁”が立ちはだかります。
- シフトや時間の調整が難しい
夜間や週末などの時間帯に限定される副業では、生活リズムとの兼ね合いが課題に。 - 精神的な切り替えが意外と難しい
接客や営業のような“人を相手にする仕事”は、副業といえども気を遣うため疲労感が大きい。 - 体力的にきつい仕事は続けづらい
飲食や工場系など、身体が資本の職種は、年齢とともに持続が難しくなる。 - 未経験の仕事は心理的ハードルが高い
「一から覚えること」や「職場の人間関係への不安」など、知らない環境に入ること自体がストレスになりがち。
副業選びで大切にしてきた視点
いくつかの職業を副業視点で振り返ってみて、痛感したことがあります。それは、「どんな副業か」以上に、「自分に合っているかどうか」が非常に大切だということ。以下は、私自身が副業を考える上で、特に意識してきたポイントです。
- 無理なく続けられるか?
本業がある以上、継続できなければ意味がありません。身体的にも精神的にも“無理なく”こなせることが第一。 - 経験やスキルが活かせるか?
過去の職歴や得意分野が活かせる仕事は、入りやすく、ストレスも少ない。まったくの未経験に飛び込むより、安心感があります。 - 生活リズムと相性が良いか?
平日の夜に動けるのか、週末に働きたいのか。時間帯との相性も長く続けるためには重要です。 - 気持ちよく働けるか?
人間関係や職場環境がストレスになりすぎると、本業への悪影響も。副業だからこそ“気持ちよく働ける場”を選ぶのは大切です。
まとめ:自分の経験は「使える資産」
副業=まったく新しい世界へ飛び込むこと、と思いがちですが、実は過去の経験を活かすことで無理なくスタートできる副業もたくさんあります。
「働き方の見直し」は、自分の可能性をもう一度見つめ直すチャンスにもなります。焦らず、自分らしい副業のスタイルを見つけていきましょう。
そんな中で出会った、もう一つの選択肢
私自身、体力や時間の壁を感じる中で、「在宅でできるネット副業」という選択肢にも出会いました。
PCさえあれば、スキマ時間で取り組めるものも多く、少しずつ始めていけるのが魅力です。興味がある方のために、初心者向けの情報をまとめたリンクを用意しています。
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[副業実践記!無在庫販売ツールの詳細ガイド|初心者でも始めやすい副業の魅力]
「知らない世界=怖いもの」と思わず、一度覗いてみるだけでも、何かが変わるかもしれません。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。