給料が月に1万円上がったらうれしくないですか?
たかが1万円ですけど、「されど1万円。」でも、あまりないですよね?年間ベースで1万円の昇給はありますけど、月額換算で800円ちょっと…
だけど、1万円の利益だったら出せる気がしませんか?
そんな時に始めたのが、フリマアプリでの不用品販売です。
ここが、私のスタートです。
サラリーマン生活の限界
毎日同じ時間に起きて、同じ移動手段、同じオフィス、同じ人。
そんな日々を永らく続けました。会社では自己分析ですが「真面目な社員」と評価されていたはず…
給料明細を見るたびにため息が出る日々。年々上がる物価に対して、据え置きの額面。このままでは老後どころか、今の生活すら厳しくなるのではと不安が募るようになりました。
「何か副業を始めなければ」
そう思った私が最初に目をつけたのが、スマホひとつで始められるフリマアプリでした。
不用品販売からのスタート
まずは身の回りの不用品処分です。
使わなくなった本、着なくなった服、ちょっと古めの家電、あまり履いていないスニーカーなど…。意外と家の中には「お宝?」が眠っていたんです。
最初の1ヶ月は順調でした。本棚の整理で出てきた専門書が売れたときは、「これは儲かる!」と本気で思いました。古着も意外と人気で、ユニクロの去年のモデルでもちゃんと買い手がついたんです。
月末に売上を集計すると、なんと36,000円!私にとって、これはとても大きな金額でした。「これで少しは楽になる」と嬉しさがこみ上げてきました。
行き詰まる不用品販売
しかし、喜びもつかの間です。
もともとそんなに物を多く持ってない私にとって、販売できる不用品がみるみる減っていきました。クローゼットを隅々まで探しても、もう売れそうなものはほとんど見つかりません。
靴も仕事用とプライベート用で1足ずつ残しすべて販売しました。
「このままでは一時的な小遣い稼ぎで終わってしまう…」
そう思った私は、次の一手を考えました。「そうだ!仕入れをして販売すればいいんだ!」
仕入れ販売への挑戦と挫折
YouTubeで「フリマアプリ 仕入れ 稼ぐ」と検索すると、たくさんの動画がヒットしました。中には「月収100万円達成!」なんて心躍るタイトルの動画も。「自分にもひょっとしてできるかも?」と期待に胸を膨らませました。
まず考えたのが、「趣味にお金をかける人が多いから、釣り竿とかカメラはどうだろう?」釣り竿は荷姿が大きいから送料も高いので、カメラにしました。(失敗第一弾)
まずは近場の中古のショップで商品を物色。「これはいけそう」と思ったカメラを購入しました。家に帰って早速出品。写真も丁寧に撮り、商品説明も詳しく書きました。「これで売れるはず」と自信満々でした。
しかし、全く反応がありません。値下げしても状況は変わらず。調べてみると、次に出た型が安い値段で出品されてました。その値段より下げると赤字確定です。しかし、持ってても仕方ないので売却です。
焦った私は、違う物にすればいいのになぜか、リサイクルショップで偶然「ライカのデジタルカメラ」を見つけ迷わず購入してしまいました。
ここで失敗なのがいくらで売れてるのか?どれくらい売れてるのか?全くリサーチしなかったことです。(失敗第二弾)
ケースも付いていて非常にきれいな状態でしたので、「最悪、商品撮影用に自分で使おう」と、思ったりもしたので値下げはせず、そのまま放置しました。
暇さえあれば綿棒でレンズとか拭いてましたが、そんな時売れてしまいました。ラッキーなことに1万円の利益が出ました。
ですが、ラッキーパンチはそうそう当たるもんじゃありません。調子に乗って後から仕入れたレンズは全滅です。売れた商品も、送料や手数料を考えるとほとんど利益が出ていない状況でした。
紆余曲折
仕入れに回せる資金があまりないので、気がつけば、私のスマホの画面は反応のない出品リストであふれかえっていました。
仕入れた物はリサイクルショップで購入したスマホケースや激安のコスメ。
静かな部屋で一人、反応のない出品を見つめながら価格を調整する作業。「もう少し安くすれば売れるかも」と思いつつ、利益が出るギリギリのラインを探る孤独な戦いが続きました。
最初の3ヶ月の収支を計算してみると、最初の月こそ利益が出たものの、2ヶ月目以降は赤字続き。結局、最初に得た収益も後から得た収益もすべて無くして、商品リサーチのための時間や労力。
「こんなはずじゃなかった、バイトしたほうがまだよかったかも…」
SNSや動画では「月収100万円達成!」と華やかに語られ、心躍らせましたが現実は程遠く厳しいものだったのです。
自分のリサーチ不足と安易な考えを痛感する日々が続きました。「売れるものをまず調べよう」という教訓は得たものの、その先に進むための道筋はまだ見えていません。
それでも、どこかで「次こそは」という思いが消えることはありませんでした。
フリマアプリ物販で直面した3つの壁
この挑戦を通じて、私は特に3つの大きな壁に直面しました。
- ビジネスとしてなら資金は必要
資金がないと結局安い物しか仕入れることができません。手元に1万円しかなかったら売れなかった時のリスクを考えると、1万円の物1つより1,000円の物を10個仕入れるしか選択肢しか私にはありませんでした。 - 価格競争の激化
フリマアプリには同じような商品を販売するライバルがたくさんいます。価格競争が激しく、利益を確保するのが非常に困難でした。値下げしても売れず、値下げすれば赤字になるという悪循環に陥りました。 - 時間と労力の浪費
商品の写真撮影、説明文の作成、梱包、発送…これらの作業に予想以上の時間と労力がかかりました。本業の合間に行うには、正直、想像以上に大変で休日も作業に追われる日々でした。
振り返り
この失敗体験から、私はいくつかの重要な教訓を学びました。
- 市場調査の重要性
人気商品だと思っても、実際の需要と供給のバランスを確認せずに仕入れると失敗します。出品前に同じ商品の相場や売れ行きをしっかり調査すべきでした。 - 差別化の必要性
同じような商品が大量に出品されている中で、なぜ私の商品を選んでもらえるのか?その理由を作れていませんでした。写真の撮り方やタイトル、あるいは独自のセット販売など、何か特色が必要だったと思います。 - 専門知識の必要性
本当に稼いでいる人は、特定のジャンルに精通しているケースが多いです。私は浅く広く手を出したため、どの分野でも「素人の仕入れ」になっていました。一つの分野に絞って深く知識を得るべきでした。 - コスト意識の甘さ
送料や手数料、自分の労働時間などを含めた総合的なコスト計算ができていませんでした。「売れたら儲かる」という単純な発想ではなく、全体の収支を考える必要があったと痛感しています。
最後に:新たな可能性への気づき
フリマアプリでの物販は、私にとっては残念ながら失敗でした。
しかし、この経験は決して無駄ではなかったと思います。ビジネスの基本や、自分の強みと弱みを知る良いきっかけになりました。
そして最近、ある先輩から「無在庫販売」という方法を教えてもらいました。在庫を持たずに販売できるこの方法は、私のような経験をした人間にとって、新たな可能性を感じています。
「仕入れ資金」という大きな悩みを解決できる無在庫販売。前回の記事でご紹介した「無在庫販売ってどうなの?」の内容を思い出しながら、初心にかえっています。
副業を考えている皆さんへのアドバイスは、「小さく始めて、失敗から学ぶ」ということです。それとお金はすごく大事ですが、時間が最も大事と言うことも痛感しました。
少額の投資から始めて市場の反応を見ることも大切ですが、紆余曲折しながらも、築き上げた先人の知識や知恵を手に入れるのも一つの手段です。
つまずきそうなところや、失敗してしまいそうなところなどかなり回避できます。それらに費やすはずだった時間が手に入るのです。
リスク無しで成功への近道はありません。今までの経験を経てそう強く感じています。
下記のリンクは無在庫販売ツールのシステムの説明会の概要です。
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追記
巷にあふれている動画やSNSの情報だけでもほぼすべての情報は手に入りますが、断片的であったり順序がバラバラのため結局はわからないままです。
副業も仕事です。ある程度の覚悟や熱量は絶対に必要です。
ある日突然、消費税が撤廃され、保険料は大幅削減、スーパーに並ぶ食品の値段は昔の価格に戻る!そんな日は恐らく来ません。
削りようがない生活費をさらに削る努力より、稼ぐ努力をしませんか?あなたが稼いで毎日幸せになることを願います。
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